ヒロセ電機

ヒロセ電機(本社:東京品川区)は1937年、絶縁材料を取り扱う「広瀬商会」として創業。1940年代よりコネクタとのかかわりを持ち始め、1963年にコネクタ専業メーカー「ヒロセ電機株式会社」として社名変更も行い、新たな展開を図った。この間、日本初のオリジナルコネクタを開発するなどの快挙を遂げている。
1972年12月、東京証券取引所2部上場。
1984年11月、東京証券取引所1部指定替え。証券コードは6806。
現在、ヒロセ電機は、日本におけるコネクタのトップブランドの地位を確立すると共に、海外事業も拡大し、世界を舞台に活動を展開している。
高度な技術と専門性が要求される産業用コネクタを中心に、数万種類に及ぶ製品を扱い、最先端製品の開発も行っている。
その技術力により、売上高経常利益率37.0%、自己資本比率85.6%、損益分岐点比率50%以下等の財務指標から、安定した経営体質が評価され、株価にも反映されている。

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ヒロセ電機の理念と戦略

ヒロセ電機の理念に「英知をつなぐ」「スモールの思想」という二つの経営理念がある。これは、「常に自分の会社を小さく見つめ、謙虚な姿勢で外部の方々の教えを請い、その膨大な知恵と自らが培った知識をつなぎ、効率的な組織で質の高い経営体質を維持していこうという考えを込めたもの」ということだそうだ。そして「英知をつなげるエレクトロニクスの会社」というスローガンを掲げているのも、その実践ということだ。
ヒロセ電機では営業部門だけではなく、技術者も積極的にユーザのもとへ足を運び、新製品開発のヒントを探ってくる。そこで重視するのが新製品用コネクタで先行利益を確保し、それが業界標準化したら切り捨てる「捨てる戦略」。そして、将来の有望製品を予測し事前に開発を行い、機が熟したころに世に送り出し先行利益を得る「待ち伏せ戦略」の2つの戦略である。
この2つの戦略により、マーケットニーズが求める革新的な製品を続々誕生させている。今後はヒロセ電機の進出分野がどの方面に広がっていくのか、楽しみである。

コネクタの将来

コネクタとは、機器本体の機能性やデザイン性の幅を広げるため、非常に重要、不可欠なものだ。
ヒロセ電機の扱うコネクタは、コネクタのデパートと称されるほどの種類だ。今や移動体通信、通信・インフラ、コンピュータ・周辺機器、計測・制御、自動車、ホームアメニティなど製品の活躍領域も多岐に渡っている。デジタル化の進展に伴い、産業用コネクタと民生用コネクタの領域がボーダレス化してきているため、ヒロセ電機の技術を求めるマーケットは広がってきている。ここ数年においてはエレクトロニクス機器の軽薄短小化の進展により、コネクタに求めるレベルは非常に高度化・微細化しているが、ヒロセ電機の技術力によりこれらに対応し、また開発が行われていくだろう。
また、世界マーケットにも積極的にアプローチしており、輸出の割合も飛躍的に伸びている。日本のヒロセブランドから世界のヒロセブランドへ、その名が浸透する日もそう遠くはないだろう。

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